更年期にマカが効く？

女性の更年期と言えば大体40代後半から50代にかけて、ちょうど閉経と前後して現れる心身の症状という感じがあったのですが、最近は30代や中には20代で更年期の症状を訴える女性が増えているそうです。

更年期の年齢が下がってきているのは生活習慣などの影響もあるのでしょうが、それにしても中には30歳になるかならないかで閉経を迎えてしまう人もいるそうなのでビックリしてしまいます。

こうした更年期対策としては以前から大豆ポリフェノールを含んだ食品が有効とされてきました。ただ、食品から十分な大豆ポリフェノールを摂取することは現実には難しいこともあり、多くの人はサプリメントを服用しているようです。

大豆ポリフェノールは更年期に減少してしまう女性ホルモンと似た働きをすることが知られています。女性ホルモンと同じというわけにはいかないようですが、多少なりとも急激な女性ホルモンの減少による心身のバランスを保つには良いようです。

そして最近、俄然注目を集めているのがマカです。ただし、なぜマカが更年期に有効なのかは医学的な裏付けはとれていないのだとか。マカと言えばこれまで男性の精力増強のイメージがあり、他に類をみない豊富な栄養素に注目が集まっていました。必須アミノ酸を全て含み、鉄や亜鉛と言ったミネラル分、疲労回復効果が期待されるビタミンB群を始めとしたビタミン。こうした豊富な栄養素が体に活力を与えるとしてほとんどの精力剤に配合されているほどです。

これは何も男性ばかりに効果があるわけではなく女性に対しても有効なのでホルモンバランスが崩れて体調を崩しやすい更年期の改善にも役立っているのではないかと思います。ただし、マカの過剰摂取は女性には副作用的な影響もあるという指摘もあり、用量・用法を守った上で上手に活かしていきたいものです（参考：更年期マカの選び方）。