乾燥肌が基礎化粧品を選ぶ

乾燥肌の人は化粧品選びが難しいと聞きます。肌が乾燥しているとバリアきのうが低下し、刺激に敏感になりやすく、使える化粧品に限りが出てくるからです。

乾燥肌用と銘打って売られているものを選べば確実ですが、肌質を特定していないスキンケア製品でも乾燥肌が使える物は沢山あります。
そんな中でどのように選べばいいのか、ポイントは3つあります。



まず1つ目は、保湿成分を効率よく補えること。セラミド・コラーゲン・ヒアルロン酸が有名ですが、その中でもコラーゲンとヒアルロン酸は分子量が大きいので、肌の奥まで浸透しにくいのです。
そのためいかに浸透しやすい工夫がされているかが肝心となります。分子量を小さくしたり、カプセルにつめたりと、各メーカが様々な工夫をこらしているので、そのあたりをチェックするのがおすすめです。

また保湿成分の筆頭・セラミドは油溶性の成分です。その名の通り、油分に溶けやすい性質を持っているので、水分が殆どの化粧水より、油分が多い乳液やクリームで補う方が、肌へきちんと浸透してくれるのです。



2つ目にターンオーバーを改善する働きのある成分を補うこと。角質層には天然保湿因子(NMF)が存在しており、水分を維持する働きを担っているのですが、保湿力の18%程度を占めています。このNMFはターンオーバーの過程で生成されるので、肌の代謝を活発にすることにより、生成量が増加・肌の水分維持を助けてくれるのです。



3つ目に使い心地。他に注目するポイントがあるのではと思われるかもしれません。しかし、使い心地によっては肌に逆効果の場合もあるのです。例えば伸びが悪いスキンケア製品を使った場合、肌に塗布しようと擦ってしまいそれが肌に刺激を与える場合もあるのです。

また、スキンケア製品をすべてしっとりタイプで揃えたとき、化粧水が多少べたついて、それ以降のスキンケア製品が浸透しにくくなるという問題が起きることもあるのです。

無理なく肌に添付でき、スキンケア全般のバランスが取れていること、という観点からこの使い心地にも気を付ける必要があるのです。



乾燥肌はともすれば、敏感肌に傾いてしまう可能性が高いものです。それを防ぐためにも、乾燥状態を根本から改善してくれる化粧品を使用し、肌の健康を取り戻すことが大切になってくるのです。

乾燥肌で使ってみたい基礎化粧品