インナードライ肌って何?化粧水の選び方で注目したいポイントは?

最近ドラッグストアに行くと、多くの種類の化粧水を見かけます。同じ商品でも、普通用と乾燥肌用と分かれているのもざらです。更に乾燥肌、超乾燥肌用まであったりするのに驚かされ、現代はそんなに乾燥肌の人が多いのかと言う点が気になりました。
調べてみたところ、もとは乾燥肌でなくても生活習慣から乾燥肌になってしまう人が多いこと、そして肌表面の皮脂が多いのに内部は乾燥しているインナードライが増えていることが分かりました。


特にインナードライの人は、肌の皮脂の多さから自分が脂性肌と勘違いし、その皮脂を落とそう・分泌量を減らそうと躍起になって洗顔をしてしまい、肌内部は益々乾燥、その乾燥を補うためにまた皮脂を増加させる…という悪循環を繰り返している人が多いそうです。
では自分が脂性肌なのかインナードライかをどうやって見極めたらいいのか?それは洗顔後10分ほど何もつけずに放置する方法です。化粧水すらつけず放っておいて、10分後も皮脂が分泌され潤っていれば脂性肌、肌がカサカサしたりツッパリを感じるようであればインナードライなのです。


そしてそのインナードライ、どうやって改善すればいいのかと言えば、冒頭にも挙げた乾燥肌用などの化粧水です。肌表面も乾燥しているにしろ、内部だけ乾燥しているにせよ、肌に必要なのは保湿成分です。また肌が乾燥しているとバリア機能の低下も進行し、刺激に敏感になっていることが殆どです。
そのため化粧水を選ぶ時にはまず低刺激であることが重要です。脂性肌(と勘違いしている)の人はエタノール入りの化粧水を使用しがちですが、これは肌の水分を蒸発させてしまう働きがあるので、使わない方が賢明です。
また肌の乾燥状態を改善するのに一番必要な保湿成分を補うことが大切なのですが、化粧水ではコラーゲン・ヒアルロン酸アミノ酸が配合されたものを選びましょう。保湿成分として有名なセラミドは油溶性のため、水分が殆どの化粧水では上手に補えません。
コラーゲン・ヒアルロン酸は元々分子量が大きく肌に浸透しにくいという欠点もあるので、ナノ化や低分子化・数種類の分子量のものを配合しているなど、肌の奥に届くような工夫がされているものを選ぶのもポイントです。



今まで自分が脂性肌だと思い、皮脂を落とそうとケアしてきたけど全然効果がない、どんどん増えていっているという人はまず自分がインナードライでないか確かめましょう。また自分がインナードライと自覚している人も、効率よく保湿成分が補え、肌への刺激が弱い化粧水でお手入れすることによって、肌質の改善が期待できると思います。
 

参照:インナードライで使いたい化粧水